ベランダリフォームの必用性について
ベランダは常に外気にさらされるので家の中でも特に劣化しやすい部分です。頑丈な屋根がついていたとしても、雨や紫外線による影響を受けるため、鉄の柵が錆びたり、ウッドデッキなどの場合は腐食などいった形で劣化してきます。
そうなると、美観を損ねるだけではなく基材が壊れやすくなり、危険な状態になってしまいます。そのため、ベランダは定期的にリフォームや手入れをする必要があります。
※錆びてリフォームの必要がある状態
ベランダリフォームの際に最低限注意するべきこと
メンテナンスする際に最低限注意するべきこととしては、
- 材質を確認する
- 外から見られる場所であることを意識する
- 業者にお願いする際の相場を把握する
です。
1.リフォームに使用する材質を確認
木材を使用したベランダは要注意です。見た目はおしゃれなのですが、木は腐食しやすいため暫くメンテナンスをしそうにないのであれば鉄の使用をおすすめします。ただ、どうしても木目調にこだわりたいなどであれば人工木を使うのが良いです。素材が樹脂のため劣化しにくく、長きに渡って使用することが可能です。
2.ベランダは外から見られる場所であることを意識する
当たり前ですが意識せずに理想の絵を描いてしまうと後々公開したり、再度工事したりと手間になります…。外から見えないよう壁で遮断してしまうと景観がよくないですし、風通しも悪いのでゴミが溜まったりしてしまいます。風通しの良く、外からも覗けないフェンスがおすすめです。
人工木のフェンスなら耐久性・風通しがよく、外からも見づらいのでおすすめです。
3.ベランダリフォームの費用相場を確認
勿論規模によりますが、ベランダリフォームの費用は50万円以下で済む場合が大半です。床の防水工事やサビ防止の塗装など、メンテナンスの工事は10〜20万円ほどで実施が可能です。
もともと屋根のないバルコニーに屋根を設置する工事は10万円前後、ベランダにウッドデッキを敷き詰めるような工事であれば、30万円以内で工事ができるかと思います。
手すりの設置やフェンス交換のみの場合には、5~20万円あたりがリフォームの相場です。
ベランダの増築リフォームの場合は費用がかさむ場合もあります。掃き出し窓部分に新たにベランダやバルコニーを設置したり、既存のベランダを拡張したり新しいものに交換したりする場合は50万円前後、面積が広いものになれば100万円を超えることもあります。使用していないベランダをサンルームへリフォームする際の費用も同様の価格が相場です。
ひとつの業者に決める前にまずはネットで見積もりを取りましょう
ひとつの業者で見積もりを取ると、上記の費用相場内に収まっているとしても不安です。コーティング、塗装であれば「ヌリカエ」というサービスがシンプルで使いやすいのでおすすめです。
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その他ベランダリフォームの際のトラブル
他、私が聞いたベランダリフォーム時のトラブルをいくつか紹介します。
雨漏りを治すためにリフォームをしたが…
ベランダの雨漏りをリフォーム業者に依頼して数年後、軒天剥離とベランダ下の玄関天井が雨漏り、家中の内壁がシミとクロス剥離していた…。リフォームで400万掛けた上に修理代150万…。塗装する前に雨漏りの箇所を調査し、修理してから塗装すべきであるのを怠り、高圧洗浄をいい加減に撒き散らした不良工事であったようです。
ベランダ以外のリフォームがベランダに影響してしまったケースも…
フルリフォームしたら、ベランダの水道の水がでなってしまった。工事も期限を過ぎており、階段、ベランダのリフォーム時に汚れがあっても、掃除する時に、水が出ず困った状況。ベランダ以外をリフォームする場合にも、依頼時には業者にベランダの水道を継続して使用したいと伝えるようにしましょう。
ベランダ工事の後、テレビが見れなくなった…
ベランダリフォーム後、以前まで見れていたテレビが見れなくなってしまった…。リフォームの際にベランダもリフォームしたのですが、ベランダにアンテナがあるので、リフォーム工事が原因でアンテナの方向がずれた模様…。業者には念入りに伝え、事前防止できるのが一番ですが、まともな業者なら無条件(無料)で直してくれるはずです。
メンテナンスだけではなくベランダは床などリフォームしがいがある場所がたくさん!DIYで安く楽しく!
ベランダを増改築することで、洗濯ものを干せる量が多くなったり、外側を曇りガラスにする、手すりを付ける、などちょっとしたリフォームでも機能性は向上します。そのちょっとした機能性をDIYで向上させることにによって、生活をより豊かにすることができます。
DIYで思い通りのベランダを手に入れよう
上であげたような保守観点での定期的にリフォームは優先度高く、ベースの部分業者に依頼するのが良いと思います。ただ装飾や、生活をより豊かにするという観点でもリフォームをおすすめします。DIYでれあば安く済みますし、自分の思い通りのに仕上げることができるので楽しいですね!
狭いベランダでもDIYでできることはある
DIYではある程度面積がないと楽しめないのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、ベランダの面積が狭くてもできることはあります。棚を用意したり、すのこの床を敷いたり、小石をちらしてリゾート感を演出したり…etc。メンテナンス、増築リフォームによってステキなベランダを手に入れましょう^^