屋根の雨漏り修理・修繕、リフォームをDIYで(自分で)行う場合の注意点

  • 2018.11.11
  • DIY
屋根の雨漏り修理・修繕、リフォームをDIYで(自分で)行う場合の注意点

屋根の雨漏り修理はDIYでできる場合も

雨漏りを修理を業者に依頼する場合「費用が高くつく」という印象を持っている方が多いかと思います。実際、相場は15~30万くらいであり比較的高く感じるかもしれません。

しかし、業者に依頼する必用なく、DIY(自分で)で修理できる雨漏りのケースもあります。

雨漏りの修理・修繕、リフォームをDIYで
雨漏りするとつらい季節ですね…

雨漏り修理のために屋根に登る際は十分に注意してください

最初に一点お伝えしたいのは雨漏りの要因特定のためには屋根に登る必要があります。屋根に登ることは非常に危険な作業ですので本当に注意してください(不安な方は業者にお願いするのが良いでしょう)。

はしごだけではなく、ホームセンターで作業用グローブ、安全靴(滑りくくグリップ感のあるもの)、ヘルメット等を調達することをおすすめします。カインズの以下サイトでも購入することができるので参照してみてください。
作業用衣料・安全靴通販のコーナー
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まずは修理するべき雨漏りしている屋根・窓部分を特定

屋根のどこかが経年劣化により破損している場合が多いです。ここは屋根に登り確かめる必用があります。確認する観点としては主に以下です。

  1. 谷樋(たにとい)※1の板金が歪んだり曲がったりしていないか
  2. 谷樋に錆びや穴あきの他、雨水のオーバーフロー穴が空いていないか
  3. 谷樋の穴を見つけるコツは水流が集約していることです。
    茶色に変色している箇所を中心に探していけば見つけられる可能性が高いです。

  4. 屋根の棟板金のクギが浮いてきて隙間ができていないか
  5. 屋根(スレートもしくは瓦)がひび割れている、ずれている、浮いていないか
  6. 天窓の密着性が低くなっていないか
  7. 屋根全体がぼろぼろに傷んでいないか
  8. ベランダの排水口が劣化していないか

などです。

屋根の雨漏り原因No.1の谷樋(たにとい)とは

谷樋(たにとい)とは、屋根が谷構造になることで、樋(排水)機能の役割をもった屋根の部位です(以下の画像部分)。銅板やトタン、ステンレス、最近ではガルバリウム鋼板などで取り付けられています。屋根と屋根が取り合う(複合する)部分やパラペットと屋根が取り合う部分で用いられます。

谷樋は構造上、雨水や雪を集中させるつくりになっているため、板金の腐食が進行しやすく、雨漏りの原因箇所になることが多いため、谷樋は雨漏りの原因として最も多いとも言われています。

屋根雨漏り修理の際に見るべき谷樋部分

屋根の雨漏り修理・修繕、リフォームをDIYで(自分で)行えるケース

上位のように雨漏りは谷樋や屋根の経年劣化・複合型・施工不備型・災害型等、多様な要素を含んで雨漏りする場合があります。損傷の程度によってはDIY(自分)で治せる雨漏りもあります。いくつか事例を紹介します。

谷樋の穴が見つかった場合

谷樋の穴にコーキング剤(※)を塗り、事前に切っておいた代わりになる板を貼り付けて行きます。穴の修理だけであればこれで、屋根の雨漏りは直せます。材料を調達したり、コーキング剤で貼り付けたり少し難易度は高いですが、そんなに時間は掛かりませんので、DIYでも安全であれば修理可能と思います。少なくとも素材費込でも同じ作業を業者にお願いするよりかは安く収めることができるでしょう。※屋根用のコーキング剤はこちらで調達できます。→屋根用コーキングの販売特集【通販モノタロウ】

屋根の水のたまり場が詰まりオーバーフロー(水漏れ)した場合

水のたまり場(集水器)の詰まりによる雨漏りも比較的DIYでも修理可能です。集水器の詰まりは落ち葉やゴミを鳥が運んできたり、スレート屋根の繊維や細かいパーツが詰まり、雨水がオーバーフローを起こしてしまうケースもDIYは修理可能です。取り除けば良いだけですしね。

屋根がオーバーフローによって雨漏れした例
※オーバーフローし、雨漏れした屋根の例

瓦が割れて雨漏りしていた場合の修理・リフォーム

調べてみたら瓦が一枚割れており、そこから水が侵入していた場合も比較的簡単にDIYで直せます。割れていた瓦を交換すれば終わりです。瓦などは商品点数の多い楽天などで探した方がご自宅にフィットする瓦が見つけやすいかもしれません。こちらが楽天の瓦ショップです。→【楽天市場】屋根瓦の通販

その他屋根の雨漏り修理・修繕、リフォームをDIYで(自分で)場合よくある質問

その他屋根の雨漏り修理の際によくある質問をまとめました。

瓦屋根をトタン板、ベニヤ板、コンパネを張って修理できるのか?

雨漏れをなるべく早く安く修理したい場合、調達が用意なコンパネやトタン板、ベニヤ板が使えないのではと考えている。

という方がいらっしゃいました。トタン板でも無理ではないですが、トタン板の代わりにアスファルトシングルという選択肢もあります。ただ、板金を曲げることや切断することは難易度が高いので、なかなか職人のように上手くいきません。なので比較的加工が楽なアスファルトシングルがおすすめです。耐久性は劣りますが、DIYなら20〜30年もの耐久性を期待していいと思います。素人でもそれなりの出来になります。大型ホームセンターやインターネットで材料は売っています。

業者に雨漏り修理を依頼したところ25万円の見積もりだったけど高いのか?

業者10年点検でベランダが少しひび割れてるので、雨漏り前にシートひいてFRPをした方がいいと言われ、見積もりが25万円だった。

という方がいらっしゃいました。業者にFRPを使った屋根の雨漏り修理する依頼するのであれば、広さにもよりますが妥当な価格帯かと思います。FRP自体は、それほど難しい作業ではありません。材料もプロ仕様のホームセンターや通販で入手できます。FRPで検索すれば作業工程の動画も沢山ありますし、見てみてチャレンジできそうならチャレンジしてみてもよいのかなと思います。

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